怪談・怖い話 体験談

怪談・怖い話 体験談

中から出てきたのは

私は都内で一人暮らしをする大学生です。忙しい毎日で、ほとんどの買い物をネットに頼っていました。置き配は本当に便利で、いつも助かっていました。ある日の夕方、いつものように講義を終えて帰宅すると、玄関前に見慣れない小さな箱が置かれていました。…

夜の囁き

私は都内で一人暮らしをしている24歳のOLです。仕事に追われる毎日で、家に帰ってくるのはいつも夜遅くになります。その日も、疲れ果てて帰宅し、シャワーを浴びてすぐにベッドに潜り込みました。深夜、かすかな囁き声で目が覚めました。「テレビつけっぱな…

湖底の秘密

私は週末になると、いつも近くの湖で釣りを楽しんでいます。その日も、朝早くから愛用の釣り竿を持って湖畔にやってきました。いつもの場所で、エサを付けて竿を投げ入れます。静かな湖面を眺めながら、のんびりと魚が掛かるのを待っていました。数時間が過…

置き配

私は都心のマンションで一人暮らしをしている会社員です。仕事が忙しく、買い物に行く時間もないので、ほとんどの日用品をネットで注文し、置き配で受け取っています。先月のことです。いつものように仕事から帰ると、玄関前に小さな箱が置かれていました。…

小さな YouTube チャンネルを運営している

私は小さな YouTube チャンネルを運営している大学生だ。先月、「24時間廃墟で生活」という企画を思いつき、友人の健太と実行することにした。場所は郊外にある廃病院。夜の9時、我々は機材を持って忍び込んだ。最初の数時間は順調だった。薄気味悪い廊下や…

山奥にあるペンションに泊まりに行った

私は今でも、あの日のことを思い出すと震えが止まらない。3年前、私は友人と山奥にあるペンションに泊まりに行った。その日は生憎の雨。到着すると、オーナーは不在で、代わりに中年の管理人が出迎えてくれた。夜、友人と話をしていると、奇妙な物音が聞こえ…

最後の患者

私は都市開発プロジェクトの一環で、30年前に閉鎖された古い総合病院の調査を任されていた。開発前の最終確認だ。真夏の昼下がり、私は単身で廃病院に足を踏み入れた。ひんやりとした空気が、じっとりとした外気と対照的だった。薄暗い廊下を歩いていると、…

終わりなきトンネル

私は長距離トラックの運転手だ。深夜の山道を走ることも多く、様々な経験をしてきた。しかし、あの夜のことは今でも忘れられない。その日、いつもと違うルートを通ることになった。道路工事の迂回路で、地図にも載っていない山奥の道だった。真夜中、ヘッド…